レカロシート(補修・シートヒーター組込・組み立て)
※この内容はあくまで私個人の作業結果です。
※もしあなたが同じことをして何か問題が起きたとしても、私は一切関知しません。
※少しでも不安がある場合はディーラー又は整備工場にお願いして下さい。
※くれぐれも自己責任ということで。
・2014/10/26
洗浄してから一週間、やっとウレタンが乾きました。 途中暖めた方が良いかと思って車内に入れたりしてみましたが、結局風通しのいい屋外に吊しておくのが一番効果的でした。 |
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乾くのを待っている間に布を止めていたタッカー針のサビ取りをします。 | |
サビ取りに使うのはサンポールです。 | |
サンポールを注ぐと泡を出しながらサビが融けていきます。 | |
1時間ほどで綺麗になりました。 | |
綺麗になったところで重曹を入れて中和します。 | |
すっかりサビが取れて綺麗になりました。 | |
そのままだとまたすぐに錆びてしまうのでラスペネを吹いておきました。 | |
思ったより状態が良かったウレタンですが、それでも所々割れているので補修します。 |
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特に乗り降りする右側の座面サイドは、フレームに当たる内側がかなりヒビ割れています。 | |
背面サイドのウレタンも割れていました。 | |
割れているところは接着剤でくっつけます。 | |
座面サイドのウレタン内部には布を貼って補強します。 100均のボンドをタップリ塗って... |
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奥さんからもらった古い端切れ布を接着します。 | |
ある程度くっついたところではみ出したところをハサミで切り取ります。 | |
表面側の補強用には「トリコット付きウレタンフォーム3mm」を使いました。 | |
ウレタンにスプレーボンドを吹き付けて... | |
だいたいのサイズに切ったウレタンフォームにもボンドを吹き付けて... | |
伸ばしながら貼り付けていきます。 | |
ちょっと大きく切りすぎましたね、はみ出したところがもったいないです。 | |
先端はこんな感じに切って無理矢理形を合わせました。 | |
はみ出したところをハサミで切れば... | |
はい、完成です。 | |
背面サイドのウレタンも同様に補強します。 | |
補強用のウレタンフォームは前と後に2分割しました。 | |
背面サイド完成です。 | |
座面ですが、せっかくここまで分解したのでついでにシートヒーターを埋め込むことにしました。 ミツバサンコーワ シートヒーター |
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そのままだとシートヒーターがゴワゴワしそうなので、補修を兼ねて「低反発ウレタンフォーム5mm」を貼ります。 | |
こちらもスプレーボンドを吹き付けて... | |
シートヒーターの上から貼り付けます。 | |
はみ出したところを切り取って完成です。 | |
表皮の布を戻します。 まず座面を接着剤でくっつけます。 |
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裏側は元々はタッカー針だけで止まっていましたが、一度外して弱くなっていそうなので両面テープを併用します。 | |
タッカー針は指で少し閉じた状態にしてから、元々刺さっていたところに差し込みます。 | |
ウレタンに差し込むと自然に八の字に広がるので、後は上からしっかり押さえておきます。 | |
これで座面の表皮貼り付け完了です。 | |
背面も同様にして元に戻します。 | |
座面サイドの布を被せて針金で止めます。 | |
座面の前後をフレームに固定します。 | |
ラバーシートを引っ張ってフレームに固定します。 かなり強力に引っ張らないと金具が穴に入りません。 あと写真を撮り忘れましたが、丸い針金でラバーシートと座面を固定します。 |
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これで座面が完成です。 | |
背面サイドの布を被せて針金でフレームに固定します。 | |
背面をフレームに取付けます。 下側はプラスチックをフレームに差し込み、上側は針金で固定します。 |
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元々丸い針金3本でフレームに固定してあった背面中央ですが、針金が堅くて戻せなかったので何も付けませんでした。 多少浮いてきても問題ないでしょう。 |
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前倒しレバーを差し込みます。 | |
内側のカバーを付けて... | |
座面と背面をクリップで固定します。 | |
最後にカバーとリクライニングダイヤルを付けて完成です。 | |
無事元に戻りました。 補強したせいかサイドのウレタンのさわり心地が若干堅くなりました。 でもこれで型崩れしにくくなったと思います。 座面・背面は低反発ウレタンを貼ったのでしっとりしたいい感じです。 早速取付けましょう。 -> 取付けへ |