パイロットプライマシー

3年履いたDNA dB の溝が無くなってしまったので、新しいタイヤを購入することにしました。
どのタイヤにするかさんざん悩んだのですが、結局ミシュランのパイロットプライマシーにしました。

例によってオークションで購入して、組み替えはアライメント調整と同時にディーラーへお願いしました。
プライマシーは軽いタイヤのようで、ホイールに組んだ状態で16.8Kgでした。(DNA dBの時は17.6Kg)

余談ですが、輸入メーカーのタイヤを購入すると製造年の古い物があるという噂を聞いていたので、「新しいのちょうだい!」とリクエストを出したら、今年製造の物が届きました。
プライマシーは乗り心地が柔らかいと聞いていたのですが、触ってみるとサイドがかなり柔らかいです。
(特に指で押している真ん中あたり)
プライマシーは回転方向ではなく、外側・内側を指定して装着するようになっています。
なので、写真のように左右でパターンの方向が逆になりますが、メーカー曰くこれで排水性などは全く問題ないそうです。

さて、交換しての感想ですが...

乗り心地はとても良くなりました。特に段差を乗り越えた時の衝撃は全然違います。
ロードインデックスを考慮して空気圧を指定+0.1の2.2にしてあるのですが、まるで1.8くらいしか入っていない感じです。
これなら天井モニタも落ちてこないかも。

ロードノイズは、溝の無くなっていたDNA dBとだとほとんど変わらず、特に耳に付くようなパターンノイズもありません。
よく聴けば違うのでしょうが、普段の運転ではオーディオをかけているので全然わかりません。

ハンドリングは、直進安定性は抜群にいいです。
交換後に出張で高速道路を走りましたが、以前のタイヤでは結構ステアリングを修正していたことに気づかされました。
高速道路のコーナーだと思ったところに一発でピタッと決まって、まるでタイヤが行く方向を知っているようです。
ただし、山道の小さいコーナーをエイッと曲がるような場面では、思ったところよりタイヤ1本分くらい外側に行く感じでちょっと物足りないです。
とはいえ、そこから切り足していけばちゃんと曲がるのですが。
ミシュランのタイヤは一皮むけるまでが長いという話なので、もう少し走り込むと変わってくるかもしれません。

あと、燃費は悪くなりました。
IHCCで高速道路を走ると、dBでは13Km/lを超えていましたが、プライマシーでは12Km/l台半ばから後半くらいです。
だいたい0.5Km/l は悪くなっているような感じです。


全体としては、大満足です。
乗り心地が良くなって細かい修正舵がいらなくなったので、ますます長距離移動が楽になりました。


2004/06/13

約2ヶ月乗ったので、インプレを追加します。

履き替えて1・2週間は、乗り心地が良くなった反面、ものすごく違和感がありました。
まるで車と路面の間にジェルが入っているような、ヌルヌルというかニュルニュルというかとっても変な感じでした。
モデューロのサスが固いのでそのせいもあってよけいに変な感じがしたのかもしれません。
でも、運転しにくいかというと全く逆で、轍や凸凹をそのヌルヌルが吸収してくれて車体は全く動ぜず思った方向に行くという不思議な状態です。
いまではすっかり慣れてヌルヌル感はなくなり、楽チンさだけが残っています。

ロードノイズは↑では変わらないとかきましたが、やはり少し大きくなったようです。
普段は音楽をちょっと大きめにかけているので気が付きませんが、曲の切れ間なんかに「音がしてるなぁ」と気が付くことが多くなりました。
といってもうるさいというほどではないので十分許容範囲ですが。

ビーナスライン越えをした時の感想は、やはりステアリングの切り始めはちょっと物足りないのですが、タイヤが鳴き始めてからの奥が深いようでコーナー後半は思った以上に粘ります。
あと良い意味で反応がマイルドなので、コーナーの途中でステアリングをちょこちょこ動かさなくて良くなりました。
入口でこのくらい〜っと切ると、出口まで大体その通り曲がっていってくれます。
峠道でもタイヤに助けられて楽チンです。

さらに、ウェットグリップはものすごくいいです。新品タイヤということを割り引いても全然違います。
高速道路の水が流れているところに突っ込んでも、もちろん減速はしますがタイヤが浮く感じが全然ありません。

というわけで、やはり結論は楽チンなタイヤです。


戻る