リアキャリパー交換

※この内容はあくまで私個人の作業結果です。
※特にブレーキは重要な場所なので少しでも不安がある場合は、ディーラー又は整備工場にお願いして下さい。
※もしあなたが同じことをして何か問題が起きたとしても、私は一切関知しません。
※くれぐれも自己責任ということで。

・2008/05/11

事の起こりはゴールデンウィーク中でした。
葬儀があって上田まで出かけた帰り道、峠を越えて降りてきたら足回りから「グワングワン」と音がして、ステアリングにも振動が出始めました。
「パンクか?」と思って路肩に止めてみると、左リアブレーキから煙が出ていました!
あわてて空き地へ移動して30分ほど休んだら何事もなく動くようになったので、おそるおそる走ってディーラーへ直行です。
見てもらったのですがスライドピンの動きもスムーズで問題なしということでした。
でもリアブレーキは10万q走行の今まで一度もオーバーホールしていません。
いい機会ということで交換用の部品を注文して帰ってきました。
一週間後、今度は仕事でビーナスラインを越えたときです。
峠を下りていくとまた異音がし始めました。
あわてて路肩に止めると、また左リアから煙が!

今度はかなり盛大にモクモク出ていたので、あわや炎上かとあわてました。
すぐ横に用水路があったので、車にあったビニール袋で水をくんでバシャバシャかけました。

冷えたところで車を動かしてみると、とりあえずロックはしていないようです。
ちょっと走っては点検を繰り返しながら何とか仕事先へは行けましたが、もう限界です。
ちょうど部品が入荷したという連絡があったので、仕事帰りにディーラー寄って購入してきました。
シールキット・ピストン・スライドピンなどで、8600円でした。
週末が雨になりそうだったので、金曜日の午後に仕事を休んでオーバーホール開始です。
リアのパッドは白く変色して完全に終わっています。
ローターにパッドのカスが付いたままになっているので、ブレーキがほとんど働いていないようです。
まずはキャリパーを外してスライドピンを見ましたが、錆もなく問題なさそうです。
でも1本だけはさびてボルトが外れませんでした。
でもここは新品を購入してあるので問題なしです。
ねじ山を半分つぶしながら無理矢理外しました。
ピストンはかなり錆がきてます。ちょっといやな予感....。
ピストンを抜こうとしたのですが、固着していて全然動きません。
これが煙モクモクの原因だったようです。

新品ピストンも買ってあるので壊してもOKと、キャリパの穴からドライバービットを入れてハンマーでたたき出しました。
たたき出したピストンは錆だらけです。
新品ピストン買っておいてよかった〜 と思っていたのですが.....。
ピストンブーツを外してみたらキャリパー本体がすごい錆です!
ここがトラブルの元凶でした。

ワイヤブラシで磨いてみたのですが、完全に錆が進行していて虫食い状態です。
そのままオーバーホールしてもまた水が進入して錆びること確実です。
それよりピストンシールのところまで錆が進行しているので、最悪ブレーキフルードが漏れる可能性があります。

リアキャリパー、完全に終わりました。
ディーラーの担当者に電話してキャリパー本体を注文してもらおうとしたら、本体だけの部品設定は無くてリアキャリパーアッシーになってしまうとのこと。
しょうがないので左右セットを購入しましたが、4万円越えは痛い出費です。
せっかくオーバーホール用に部品を買ったのに無駄になってしまいました。

ラッキーだったのは地元に在庫があってすぐに手に入ったことです。
しかもディーラーの担当者が近所へ来るついでに持ってきてくれました。
○○さん、ありがとう。
もう夜になってしまったので明日の取り付けに備えて金色に塗装だけしておきました。
翌日、早起きして取り付けようとしたのですが、朝から雨でした。
取り付けはお預けです。

う〜ん、ガレージがほしい。
さらに翌日の日曜日、午後になってやっと雨が上がりました。
早速取り付けです。

塗装のマスキングをはがして....
まずはキャリパブラケットを取り付けます。

取り付けボルトは再利用ですが、錆びて固着してしまわないようにスレッドコンパウンドを塗ってから取り付けました。

ここの規定トルクは 55N.m(5.6kgf.m) です。
新しいブレーキパッドを取り付けて....
キャリパ本体を取り付けます。

ここの規定トルクは 23N.m(2.3kgf.m) です。
ブレーキホースを取り付けます。
ボルトはキャリパアッシーに含まれていないので再利用ですが、シーリングワッシャは新品に交換です。

このワッシャもキャリパアッシーに含まれていないので買ってあったシールキットのものを使いました。
完全に無駄にならなくてよかったのかどうなのか....。
ちなみにブレーキホースを外してある間は、こんな感じでフルードが漏れないようにしていました。
こちらの工具のまねです。
100円ショップで購入したゴムとクランプですが、ちゃんと役に立ちました。
最後にエア抜きして完了です。

ついでなのでフロントもエア抜きしてみましたが、エアは全く噛んでいませんでした。
動作チェックのためにその辺をゆっくり一周してきました。
問題なしです。
出費は痛かったですがまぁ新品になって安心して走れると思えば.....。

これを見て心配になったあなた!、オーバーホールしませんか?
いまなら新品部品をお安くしておきますよ〜.....^_^;
おまけ

馬をかけたまま1日放っておいたら、雨に降られて馬が地面にめり込んでしまいました。
タイヤを付けようとしたら車高が下がっていてはまりません。

やっぱりガレージがほしいです。せめてカーポートだけでも....。


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