・2007/4/28〜30 棚(西側)

先週の東側に続いて今週は西側に棚を作ります。
西側には窓がないので、全部同じ高さで壁一面を棚にします。
棚を差し込むミゾを掘るのに先週は丸鋸を使いましたが、一度にノコの幅分しか掘れないので結構大変でした。
そこで今回はトリマーを使って掘ることにしました。

まずトリマー用のジグを作りました。
2mmのベニヤ板に角材を接着して、そこにアルミのLアングルを両面テープで付けました。
トリマーに12mmのストレートビットを付けて、アルミのアングルに合わせてベニヤ板を削り取ればジグの完成です。
溝を掘る位置にベニヤ板の端を合わせて固定します。
後はアルミアングルに沿わせるようにトリマーを動かせば溝が掘れます。

ミゾの幅は棚板の厚み18mm+αなので、ストレートビット12mmでは一度に掘れません。
左側のジグに当てて手前から向こうに行き、今度は逆のジグに当てて向こうから手前へ帰ってきます。

また、一度に掘る深さをあまり欲張るとトリマーに負荷がかかってうまく掘れません。
深さ10mmを3回に分けて掘りました。
トリマーの刃がが抜ける側は、どうしても木がかけてしまいます。
何度か失敗した後で、あらかじめ抜ける側から1cmほど切り込んでおけば欠けないということがわかりました。
東側と同じく、西側も棚板の位置は固定にするつもりでしたが、奥さんの強い要望で高さを変えられるようにすることになりました。

そのためにはダボを差し込む穴をたくさん開けなければいけません。
しかも全部の棚で同じ位置になるようにしないと棚板が傾いてしまうので、まずジグを作りました。

ベニヤ板に角材を接着して穴を開ける位置に線を引き、そこに千枚通しで穴を開けました。
ジグをひっくり返して、角材を支柱にピッタリ付けるように固定すれば同じ位置になります。

ベニヤ板の穴に小さい釘を差し込んで軽く打ってやれば穴開け位置の印が付きます。
こんな感じに穴開け位置に印が付きました。
穴開けは、垂直になるようにドリルガイドを使いました。
ダボが反対側に抜けないように、ストッパーを使って穴の深さを「支柱の厚みの1/2-1mm」にして、支柱の両側から開けました。
後はひたすら穴を開けていったのですが、全部で480個もあるのでものすごく大変でした。(もう二度とやりたくありません)
溝掘り・穴開けした支柱を組み立てていきます。
前後をつなぐ木は、先週は凸型に加工しましたが、今回は穴明けで疲れてしまったので四角のまま使いました。
さらに、先週の支柱は見える表側も穴開けして固定したので、後でダボで穴埋めしなくてはなりませんでした。
これが結構大変だったので今回は裏側から斜めにビスで固定してみました。
でも斜めに打つとどうしても短い木がせり上がってずれてしまいます。
(ズレないように端材の棚板をミゾに差し込んでおいたのですが....)

大きくずれてしまったところは棚板が差し込めなくなってしまったので、丸鋸で削っておきました。
後ろ側は見えないので、普通に穴を開けてビス留めしました。
両端の支柱を立てるところの巾木を切り取りました。

後ろ側になるところの巾木はそのままです。(いちいち支柱のところだけ切り取るが面倒で...)
これだと棚の後ろが少し空いてしまいますが、気にしないことにしました。

そもそもログハウスの壁は完全に垂直ではないですし、ログ1本1本が凸凹しているので壁ピッタリに支柱を立てても隙間だらけになります。
支柱を立ててL字金具で壁に固定しました。
高さを変える棚に使うダボは100円ショップで購入しました。
前後の支柱に2本ずつダボを使いました。
棚板側にもダボがはまるミゾを作らないといけません。
どうしようか悩んで、結局ドリルで丸いミゾを作ることにしました。

2枚を合わせて真ん中にドリルで穴を開けました。
こんな感じにミゾができました。

丸いミゾなので多少位置がずれても大丈夫です。
できた板を乗せてみました。

微妙にダボとミゾの位置がずれていたり溝の深さが違っていたりしましたが、棚に荷物を載せれば自然といい位置に納まります。
前後の木を凸型に加工するのをさぼったので、棚板同士の間に隙間ができてしまいました。
そこは網戸を作ったときの残りの木で埋めました。
ちょうどピッタリの大きさで、キレイに収まりました。
これで完成です。
高さを変える棚もうまくできました。
おまけ1
棚板をまとめて切るときは、厚みに合わせて丸鋸の刃を出すのですが......
次に薄い板を切るときにうっかり刃を戻し忘れると.....下の敷き板はおろか作業台まで切ってしまいます(T_T)


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