スタビリンク

※この内容はあくまで私個人の作業結果です。
※もしあなたが同じことをして何か問題が起きたとしても、私は一切関知しません。
※少しでも不安がある場合はディーラー又は整備工場にお願いして下さい。
※くれぐれも自己責任ということで。

・2018/04/15

 3月の車検に合わせてスタビリンクを純正に戻すときに状態をチェックしました。
前回は2年でサビサビになりましたが、今回はあまり冬に乗らなかったこともあって4年持ちました。
それでも多少動きが渋くなっていたので、新しく作り直しました。
例によってMonotaroからリンクを購入しました。
Monotaroは時々15%OFFの日があるので、それに合わせてあらかじめ買っておきました。
作るのも3回目のなので馴れたものです。
フロント用は長さを合わせて切断して....
短縮したリンクを作ります。
リアは長さを合わせて入れ替えるだけです。
 新しいリンクを取り付けます。
やっぱり新しいものは動きがスルスルで気持ちいいです。
また4年後に交換しましょう。

・2014/11/03

3月の車検時にノーマルリンクに戻そうとしたらサビですごいことになっていました。
やっぱり安物のボールリンクでは耐久性に問題ありでした。
まぁどうせ車検には通らないので、2年ごとの交換ならちょうどいいタイミングです。
また同じボールリンクを購入しました。
今度はリア側をメス・メスの組み合わせにしたのでオスは2個だけです。
フロント用をサンダーで切断して短縮します。
オス・メス両方とも短縮したものを...
組み合わせてフロント用は準備完了です。
リアは加工不要でそのまま使えます。
前回ちょっと長かったので1cmほど短縮しました。
後は取付けるだけです。

前回一番時間がかかったのはステンレスナットを円錐形に削るところでした。
今回はナットはそのまま使えるので楽ちんです。
リアも取り付け完了です。
相変わらず効果は体感できませんが、きっと役に立っているのでしょう(^_^;
おまけ
ボールリンクの中身がどうなっているのか気になって切断してみました。
ボールと本体の間に樹脂シートのようなものが入っています。
これが滑りのキモなのかもしれません。

それにしても作るときに中のボールはどうやって入れたんでしょう?



・2012/6/10

車高を落としているとスタビライザーの位置がずれてうまく働かない、という話をちょくちょく聞きます。

自分のアヴァはどうなんだろう?とみてみると、上がっているようないないような....。
まぁものは試しと、スタビリンクを作ってみることにしました。
いきなり初号機をばらすのも無茶なので、二号機の様子を見たときにスタビリンクを取り外して実験材料にしました。
最初は純正のリンクを切断して短縮しようと思ったのですが、ノーマルでも短すぎてうまくいきそうにありません。
そこでピロロッドエンドで作ることにしました。
Monotaro ロッドエンド M10x1.5 オス メス

一個700円ほどの安物なので耐久性が心配ですが、逆に安いので劣化したらどんどん交換するということで。
(うまくいくかも解らないのにいきなり高級品を使って失敗するとダメージ大きいですし)
あとはホームセンターでステンレスのボルトとナットを買ってきて組み立てたのですが、2つ問題があります。
1つはボールエンドの両側のナットが邪魔になって可動範囲が狭くなってしまうこと。
もう1つは思ったより短くならないことです。
まず可動範囲の方ですが、市販のスタビリンクの写真を見ると円錐形のカラーを入れて可動範囲を確保しているようです。
そこでナットを円錐形に削ることにしました。

ドリルとグラインダーを使ってナットを削ります。
ステンレスナットなので堅くて大変でしたが、何とか削れました。
左側が削ったナットの可動範囲、右側が削る前のナットの可動範囲です。
このくらい動けば大丈夫じゃないかと。
もう1つの問題の短くならない方ですが、こちらはロッドエンド自体を短縮します。
まずオス側のねじを1cmほどグラインダーで切断します。
メス側も1cmほど切り落とします。
回り止めに使うナットもグラインダーで削って薄くします。
オス側はもう一回短縮してこんな感じになりました。
純正のリンクを計ってみるとリンクの棒と車体取り付け部が離れているようなので、高ナットを削ってスペーサー代わりにしてみました。

短縮の方は、何とか2cmほど縮めることができました。
   とりあえずフロントのリンクができたので取り付けてみます。

まず純正のスタビリンクを外さないとなのですが、さびで固着していてだいぶ苦労しました。
<-こんな感じに中心に六角レンチを差し込んで回り止めにしてナットを外すのですが、フロントはロアアームのへこんでいるところにナットがあるので、オフセットのあるスパナでないと回せません。
浸透剤のラスペネをたっぷり吹いてなんとか外せました。
作ったリンクをつけてみましたが、高ナットだとちょっと長すぎのようです。
こんな感じに角度が急になってしまいます。
  そこで普通のナットを削ったものに入れ替えてみます。
  こっちの方が良さそうです。
  M10x70mmのボルトを使ったのですが、ちょっと長すぎました。
  反対側もうまく付きました。
  ついでなので、スタビブッシュの状態をチェックしました。
  特に変形した様子もなく、まだ大丈夫そうです。
  内側にグリスなのか汚れのようなものが付いていました。
きれいに掃除してシリコングリスを塗って取り付けました。
次はリアのリンクです。

リアはフロントと違ってスタビライザーがアームの下側にあります。
ということは、リンクを伸ばさないといけません。
  それに気がつかずにフロントと同じオス・メスのセットでロッドエンドを買ってしまいました。
本当はメス・メスにしておけば簡単だったのですが。
  仕方がないので、オス側はフロントで使わなかった高ナットを使って取り付けます。
高ナットが短いのでロッドエンドのねじを少し切断して....
  緩み止めを塗って高ナットをねじ込みます。 
  あとは長ナットで両方のロッドエンドをつなぎます。
縮めるフロントは限界がありましたが、伸ばす方はいくらでも伸ばせます。 
どのくらいにしたらいいか解らなかったので、とりあえず純正+4cmにしてみました。
  早速取り付けてみると、ちょうどいい感じです。 
   角度も問題ありません。
  リアのボルトは50mmにしたので、ちょうどいい長さになりました。 
  リアのブッシュもきれいに掃除してシリコングリスを塗っておきました。 
  交換前後でスタビライザーの角度の違いを比べてみました。
フロントは2cmしか短縮できなかった上に、もともとスタビライザーが上に曲がった形なのであまり違いがわかりません。
  リアははっきり下がっているのがわかります。
ちょっと長すぎたかもしれません。

で、交換してどうなったかというと......う〜ん、微妙です。

まず乗り心地がよくなったのはわかりました。
ちょうどタイヤの空気圧を0.2ほど下げたときのような感じで、路面の凹凸を乗り越えたときのショックがマイルドになりました。

コーナーはどうかというと、よくわかりません。
まぁスタビライザー自体を変えたわけではないので、そんなに違いが出なくて当然なのですが。

あとは次回の運動会の時にサーキットで確認してみます。

・おまけ

  取り外した純正リンクですが、ゴムブーツに亀裂が入っていて限界間近でした。
とくにフロントの痛みが激しいです。
  リンク自体も固着していて片側だけが動いていたようです。

動かない方のリンクに力を入れてみたら、11kg以上かけたところでやっと動きました。
<-ムービー

動く方のリンクも3kgくらいかけないと動きません。
<-ムービー 
  対して、ロッドエンドを使ったリンクは当然ですが手で簡単に動かせるほどスムーズです。
<-ムービー

乗り心地がよくなったは、スタビの角度よりもこのリンクの動きの違いが大きいのかもしれません。


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