フィット・リモコンエンジンスターター取付

※この内容はあくまで私個人の作業結果です。
※もしあなたが同じことをして何か問題が起きたとしても、私は一切関知しません。
※少しでも不安がある場合はディーラー又は整備工場にお願いして下さい。
※くれぐれも自己責任ということで。

>Fitの一覧へ  >トップページへ

・2022/12/31

本格的に寒くなって毎朝車の窓は霜で真っ白になります。
今朝の車内は-6℃と激寒で暖まるまでかなり時間がかかります。

で、こうなると欲しくなるのがリモコンエンジンスターターです。
アヴァンシアにもバモスにも娘のN-WGNについていますが、唯一奥さんのFITにだけは付いていません。
何度も「付けようよ」と言ってきたのですが「いらない」と却下されてきました。
どうも私の作業の腕が信用されていないようなのですが、私自身が寒さに耐えかねて強引に取り付けることにしました。
購入したのはコムテック・WR530です。
コムテックの適合検索ページで調べて
 専用ハーネス Be-863
 イモビライザーユニット Be-IL34H
も購入しました。
写真に写っているドアロックハーネスも購入したのですが、これは勘違いで必要ありませんでした。

取説に従ってイモビライザーユニットの配線をオプションカプラーに差し込みます。
あと、不要なL端子接続線は取り外しました。
これで準備完了です、車体に取り付けましょう。
基本的にはカプラーオンで取付が出来るのですが、唯一配線加工が必要なのがブレーキ検出線です。
これはエンジンスタート後にキーを刺さずに発進しようとした場合にエンジンを停止するために必要になります。
ブレーキペダルスイッチの若葉色の線(ブレーキを踏んだときに+12V)から配線を取り出します。
若葉色は2本ありますがどちらでもかまいません。
切断せずに配線だけを剥いてギボシ端子をつけた配線を半田付けします。
バモスにエンジンスターターを取り付けたときに買ったワイヤーストリッパーを使うと皮膜だけを綺麗に剥けます。

ハーネステープで保護して元に戻します。
これで配線が取り出せました。
念のためちゃんとブレーキを踏んで+12Vになるか確認しておきます。
次はキーシリンダーの所のコネクタに接続します。
ステアリングコラムカバーは下側のネジ3本を外して上下に分離させて取り外します。
左側の大きな茶色のコネクターと、右側の緑色のコネクターに専用ハーネスを割り込ませます。
スターター本体・イモビライザーユニットと接続します。
スターター本体は、ブレーキペダルの上に強力両面テープとタイラップで固定しました。
イモビライザーユニットは、ハーネスのコネクタに両面テープとタイラップで固定しました。
あとはハーネスを整理して、純正の配線にタイラップで固定して完了です。
取説に従って本体の初期設定をします。
(1) 専用ハーネスを接続した時点で本体から「ピロリ・ピロリ」と音がしているのを確認します。
(2) イモビライザーユニットのリセットボタンを押します。
(3) キーをONにして本体から「ピッピッ」音がするまで待ちます。
(4) セルを「長めに」回してエンジンを始動します。
(5) 本体から「ピーピッピッ」の音がすれば初期化成功です。
初期化ムービー(音量注意)

(3)の手順で「ピッピッ」音がするまでに少し時間がかかります。
最初はそれを待ちきれずにエンジンを始動してしまって、何度やっても「ピロリ」音に戻ってしまいました。
焦らずにちゃんと説明書の手順通りにやるのが肝心です。
初期設定が出来たのでリモコンでエンジンがかかるか確認します。
ムービー(音量注意)
無事エンジンがかかりました。
エンジンスタートでドアミラーが開いてしまうのは仕方が無いですね。
このエンジンスターター、リモコンでエンジンをスタートすると純正のドアリモコンが効かなくなります。
ではどうするかというと、エンジンスターターのリモコンでドアのロック・アンロックができるので、そっちを使ってドアを開けて乗り込みます。
ムービー(音量注意)
エンジンはかかったままなので、キーを差し込んでONまで回してから発進します。
キーを差し込むのを忘れて発進しようとした場合はエンジンが停止します。
シフトをPからDにするにはブレーキを踏まないといけないので、ブレーキを踏んだ時点で停止します。
ムービー(音量注意)
これで我が家の車は全部リモコンエンジンスターター付きになりました。
冬の寒い日・夏の暑い日には大いに役に立ってくれるでしょう。

>Fitの一覧へ  >トップページへ