車載PC計画 (電源)

12V電源のベアボーンPCなので、そのままバッテリ電源をつなげばOKだと思っていたのですが....

車の電圧電圧は12〜14V程度で変動するので、大丈夫かな〜と思って自宅にある安定化電源につないで電圧を変化させてみました。
BIOS画面で電圧を見ながら電源電圧を変えてみると....
+12Vが電源電圧と同じように変化している!

+3.3V, +5V, -12Vは安定化されているようですが、+12Vは入力をそのまま使っているようです。
これは参りました。
さすがにHDDなんかに+14Vを入れるのはまずいでしょう。

これはもうだめかと思いながらもあきらめきれずにネットを検索していくといいものを発見!
+9〜+16Vから+12Vを作る電源があるんですね〜、世の中には。
http://www.eta.co.jp/productj/sv_dc.html

さらにこういったものを1つからでも購入できるサイトも発見。
http://www.elisshop.com/

便利になったものです。

ケースの空きスペースサイズにあわせて、12V/2.1Aのものを購入しました。
サイズはぴったりでした。
スぺーサーで足をつけて、ケースに穴を開けて固定しました。
DC−DC電源の容量がちょっと小さいので、この電源で全てを賄うのではなく、内部の+12Vだけに使用するようにします。
写真の下側がケースに標準で付いている電源回路で、ここから上側のマザーボードに行く電源の+12Vの線を切断して、DC−DC電源を通すように配線します。
全体のレイアウトはこんな感じになりました。
ちょっと見づらいですが。
入力が14.3Vの時でも+12Vの表示は11.95Vになっています。


これで+12V問題はなんとかクリアと思ったのですが、時たま起動しない という問題が発生してしまいました。
様子を見ていると、ハードディスクのスピンアップをしようとして落ちてしまうようです。
やっぱり電流が足りていないのかなぁー。
これは2.5インチHDを使えば何とかなりそうな気もするので、とりあえず後回しにします。


それよりも重要な問題は、シャットダウンをどうするか といことです。
XPでNTFSですし、再生オンリーなのでいきなり電源を切ってしまってもそうそう壊れることは無いとは思いますが、
やっぱり気持ち悪いですし、次回の起動に時間がかかるのもなんとかしたいところです。

理想は アクセサリ電源OFF -> スタンバイ なので、いろいろ考えてちょっと工夫をしてみました。

まず、電源は専用の線を引くことにしました。
バッテリ、アクセサリ、イルミ、GNDの4本を運転席のヒューズBOX付近から取り出してリアまで引きました。
アクセサリ電源は車のアクセサリ線から直接は引かずに、アクセサリ電源ででリレーを駆動してバッテリ線から作りました。
(あまり車側のアクセサリ電源に負荷をかけるのもちょっとまずそうだと思ってです)

イルミは別にいらなかったのですが、レカロシートにもここから電源を取るつもりだったので。
あとイルミON/OFFでWindowsのテーマが自動で切り替わったらかっこいいかもと思ったのですが、まだ未対応です。
PCの電源はバッテリ(常時ON)から取ります。
そしてアクセサリ電源をCOMポートのCTS信号に入れます。
で、肝になるのがこの「シャットダウン監視プログラム」です。(自作)

COMポートのCTS信号を1秒ごとに監視して、OFFが10秒連続したらPCをスタンバイ状態にします。
10秒連続にしたのは、スタータなどで一瞬だけアクセサリ電源がOFFになってもすぐにスタンバイにならないようにするためです。

スタンバイ状態での消費電流は、約120mAでした。

音楽再生中にスタンバイにはいると、復帰後はそこから再生します。(当然ですね)
ただ、このPCは復帰する時に大きなビープ音がするのがちょっと邪魔です。

電源ONはどうするかというと、キーボードを押せばスタンバイから復帰します。

ただいくら小型とはいえそのためにキーボードをつないでおくのもXなので、これは何かいいものを見つけて変更する予定です。


一応スタンバイ・起動が出来るようにはなったのですが、やはりバッテリ上がりが心配です。
しばらく乗らない事が解っていれば、スタンバイではなくシャットダウンしておけばいいのですが。
バッテリ電圧を監視して自動的に 復帰->シャットダウン が出来ればベストなので、将来への課題ということにしておきます。
(それともセカンドバッテリを乗せるとか <- キャンピングカーじゃあるまいし)


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