サスペンション交換

※この内容はあくまで私個人の作業結果です。
※もしあなたが同じことをして何か問題が起きたとしても、私は一切関知しません。
※少しでも不安がある場合はディーラー又は整備工場にお願いして下さい。
※くれぐれも自己責任ということで。

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・2011/08/16

15年・9万Km越えのパジェロミニ、そろそろサスペンションが限界のようで乗り心地が悪いです。
段差を乗り越えた後の揺れがなかなか収まらず、大きなうねりでは煽られてどこかへ飛んで行ってしまいそうです。
そんなときオークションで中古の車外サス(KAYABA SR Special)が安く出ているのを見つけました。
(送料込み1.5万円)
どのくらい使ったのかわかりませんが、まだ減衰力は残っているとのことだったのでダメ元で買ってみました。
面倒なフロントサスが組み立て済みなので、これなら簡単に交換できます。
お盆休みを利用して早速交換です。
まずはフロントから。

最初にスプリングコンプレッサをかけましたが、結局これは必要ありませんでした。
ジャッキアップした状態で一杯まで伸びていて、スプリングを縮めなくてもそのまま取り外せます。
ストラット上部のナット3個をゆるめます。
この段階ではナットはゆるめるだけにして外しません。
ブレーキホースを留めているブラケットのボルトを外します。
ストラット下側のナットを外します。
ここはとってもきつく締まっていたので、電動インパクトレンチで外しました。
はい、何とか外れました。
サス全体を支えながらゆるめておいた上部のナット外してサスを取り外します。
取り外した純正サスの上部にあるゴムはだいぶひび割れていました。
購入した中古サスもひび割れはありますが、少しはマシのようです。
社外サスを取り付けます。
まず上部のナットを仮止めしておいて、下側のボルトを差し込みます。
ナットを締め付けます。
締め付けトルクは 108〜127Nm(11.0〜13.0kgfm)です。
上部のナットを締め付けます。
締め付けトルクは 19Nm(1.9kgfm)です。
ブレーキホースのブラケットを取り付けます。
反対側も同様に作業します。
取り付けるときにちょっと穴がずれていたので、マイナスドライバーでコジって合わせました。
フロントの交換完了です。
次はリアです。

リアデフを軽くジャッキで支えておいてダンパーを取り外します。
下側は電動インパクトで....
上側は普通にメガネレンチで外しました。
取り外したダンパーはもうほとんど減衰が残っていませんでした。
手で押してもスッと縮んでしまって、そのまま戻ってきません。
旧ムービー

社外サスの方は、かなり力を入れないと縮まない上に、離すとすぐに戻ってきます。
新ムービー
ゴムブッシュはどちらもまぁそれなりに痛んでいますね。
先に上側を差し込んでから、ドライバーで下側の穴位置を微調整してボルトを差し込んで固定します。
とりあえずボルトは仮止めしておいて、全部交換が終わったら通常のサス位置までジャッキアップしてから本締めします。
締め付けトルクは
下側:81Nm(8.3kgfm)
上側:22Nm(2.2kgfm)
です。
これでリアも交換完了です。
交換後は微妙に車高が上がりました。
いままでよっぽどヘタってたんでしょうねぇ。

早速試乗に出かけてみると、乗り心地がとても良くなっていました。
段差やうねりを乗り越えても煽られることもありません。
また、コーナーの入り口でステアリングを切ったときにスッと曲がるようになりました。
中古サスということでちょっと状態が心配でしたが、とりあえず大丈夫そうです。

外してみて純正サスがほとんど機能を無くしていたのには驚きました。
交換後は劇的に乗り心地が変わったので、こんなことならもっと早く交換すべきでした。
これで当分楽しく乗れそうです。

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