シリンダヘッドオーバーホール(冷却水エア抜き)

※この内容はあくまで私個人の作業結果です。
※もしあなたが同じことをして何か問題が起きたとしても、私は一切関知しません。
※少しでも不安がある場合はディーラー又は整備工場にお願いして下さい。
※くれぐれも自己責任ということで。

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・2014/07/13

無事エンジンが回るようになったので冷却水のエア抜きをします。

バモスはエンジンが後にあって冷却水の経路が長く、エア抜きがしにくいことで有名です。
万一エアが残ってしまうと最悪オーバーヒートしてエンジンがお釈迦になってしまいます。
基本的にはマニュアルのとおり(ページ1, ページ2)ですが、とにかく慎重にすることにします。

まずは車体前部をジャッキアップしてウマを掛けます。
冷却水はMONOTAROで長寿命タイプを購入しました。
コックを開けて100均洗面器に出して....
これも100均ジョウゴを使ってラジエターに入れます。
このバモスはリアヒーター付きなので、運転席シートを外してヒーターのブリードボルトにホースをつなぎます。
ブリードボルトを緩めてエアを抜きます。
エア混じりの冷却水が抜けてきました。
バイパスパイプにあるブリードボルトを緩めて、ここからもエアを抜きます。
インテークマニホールドにあるブリードボルトを緩めてエアを抜きます。
とりあえず最初のエア抜きが出来たらエンジンを始動します。

バモスには水温計が無いので、スマホアプリを使ってOBDの水温をモニタします。

エンジンを約1500回転で回して水温が上がるのを待ちます。
マニュアルには「ラジエータファンが2回動作するまで暖機する」とありますが、2回は動作しません!
水温を見ていると突然温度が急上昇して100℃を突破します。
ラジエータファンはそのまま回りっぱなしになるので、2回動作を待っているとオーバーヒートします。
※素人には水温がモニタできるOBD+スマホアプリは必須です。

100℃を超えたらエンジンを止めてエア抜きをします。
インテークマニホールドにあるブリードボルトを緩めるとエアが抜けてきます。(やけど注意!
<-ムービー

リアヒーターとバイパスパイプからもエア抜きしますが、3回目くらいからはエアが抜けてこなくなったので、その後はインテークマニホールドだけから抜きました。
あとはエアが抜けてこなくなるまでひたすら繰返しです。

抜けたと思ってもここのホースをモミモミするとどこかに溜まっていたエアがまた抜けてきます。
(熱いので手袋2重でモミモミしました)
結局 <- こんな感じで水温が安定するまで2時間近くかかりました。
最後に水温が安定していること、水の流れる音がしないことを確認してエア抜き完了です。
それでも心配なので、その後一週間ほどはアプリで水温をモニタしながら走りました。

噂には聞いていましたが、やっぱりバモスのエア抜きは大変でした。

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